財産分与の割合

財産分与の割合を考えないといけないのは、大きく二つあります。
まず一つ目は、長年連れ添った場合の夫婦のケースです。
この場合は、二人で長く生活してきたので、夫婦二人の力により財産が出来たものだと推測できます。

こういった場合のときは、たとえ妻が専業主婦という立場でしかない、
夫が、常に働いて収入を得ていたという場合にも専業主婦として貢献してきたとみなされるのです。
ここでは、年収が高いから、主人が圧倒的に9割分の財産を受け取るというわけではないということです。
妻としての内助の功を評価すべきだという考え方が通常です。

たしかにそうですよね。
妻が働いてないからといっても家事労働をしてきたわけです。
掃除、洗濯、毎日の食事の準備、夫の昼食の弁当の準備、などが労働として考えられるわけです。
これを評価していくのは当然ともいえるでしょう。

そして二つ目は、とても短い結婚生活の場合です。
短い結婚生活の場合は、財産が築き上げられていないケースが多いです。
この場合は、貢献もなにもないということにもなります。

よくあるケースとしては、夫側が元々所有していた自宅に
結婚後に妻が、一緒に生活を始めていく場合が考えられます。
この時は、元々、夫の努力によって築かれた財産がこの家と考えられますので、
妻の貢献はほとんどないものとしてみなされます。

その場合には、この自宅の住宅は財産分与の割合がどうとかいうよりも
そもそも夫が全てそのまま所有していくという考え方になります。
これも当然と言えば当然の結果でしょう。
極端に短い結婚生活の場合、どれだけ貢献したかなど証明したりすることもできませんので。

いずれにしても財産分与の割合は、結婚生活の状況から判断していくことになりますが
元々所有していたものは、その従来の所有者のものということで、
預金や不動産含めて全般的にそのような考え方によります。